外来での外国語表記

私は京都に住んでいます。私が住んでいる地域は外国人が多いため、公共施設や店舗などではもう十数年も前から、、日本語の表示に英語も併記されていることが珍しくない状態になっています。さらに、ここ数年のうちにはブラジル人も増えてきたので、ポルトガル語表記もそこに加わるようになりました。ポルトガル語ほど多くはないのですが、最近では中国語や韓国語もたまに見かけます。
我が家の最寄りの総合病院でも、外来の受付には日本語と英語の表記がなされていて、初診の時に記入する書類にも、日本語の下に英語が書かれています。日本語と英語で書いておけば、とりあえずどの国の人にも対応できるのではないかという気がしてしまうのですが、必ずしも外国人イコール英語を話す人とは限りません。そう考えると、さまざまな言語での表記が必要になってきます。
まだ、英語表記を始める前、その病院では外国人や小さな子供でも分かるように、各外来の入り口にカラフルな紙で動物や魚などをかたどったオブジェを掲示してありました。それも、万人にわかりやすいようにと、当時なりの工夫だったと思われます。
今のところ、私は病院のスタッフで外国語を流暢に話して外国人に対応している看護師を見かけたことはありませんが、知っている英単語を一生懸命並べて何とか意思疎通を図ろうとしている看護師を見たことはあります。
京都は外国人旅行者や居住者が多いので、そのうち英語をはじめとする外国語が話せるということもスタッフ採用の必須条件になる時が来たりするのだろうか、と時々考えます。